
灰華 -HAIKA- / 2nd
BLOOM & BURN
― 咲いて、燃える ―
HAIKA
完璧な高さで 俺は飾られてた 傷ひとつないまま 朽ちてく標本 誰かの理想を 演じ続けて これは美しさなのか 退屈なのか 手すりを越えて 身を投げ出す 意味なんていらない 落ちる感覚だけ 堕ちていけ 眩しい地上へ 飾りを脱ぎ捨てて 傷つきながら生きる 綺麗ごとじゃ 足りないんだ 泥だらけの今を 掴みにいく 神様の席は 居心地が悪い 完璧なんてものは 退屈な牢獄 落ちる速さで 風を感じてる 堕ちるほど 軽くなっていく もう戻らない 戻りたくもない 高みの孤独より 地上の傷を 堕ちていけ 眩しい地上へ 飾りを脱ぎ捨てて 傷つきながら生きる 綺麗ごとじゃ 足りないんだ 泥だらけの今を 掴みにいく 堕ちていく———— 眩しい————地上へ————!
進め! 灰の上を 振り向くな 焦げついた地面を 蹴って進め 進め! 立ち止まったら 飲み込まれる 構うもんか このまま 突き抜けていく 焼け跡の上 ブーツ鳴らして 噂も視線も 蹴散らして 振り返らない 後ろは捨てた 失うものは とっくにない 燃え尽きた街で 俺は笑う 燃え尽きた街で 俺は笑う 進め! 灰の上を 振り向くな 焦げついた地面を 蹴って進め 進め! 立ち止まったら 飲み込まれる 構うもんか このまま 突き抜けていく 正しい道なんて 誰が決めた 地図を破り捨て 裸足で行く 傷だらけの脛が 一番速い 正解なんて 知ったことか くだらない世界 それでも愛してる 燃えた後にだけ 見える景色がある 進め! 灰の上を 振り向くな 焦げついた地面を 蹴って進め 進め! 立ち止まったら 飲み込まれる 構うもんか このまま 突き抜けていく 進め! 灰の上を 振り向くな 焦げついた地面を 蹴って進め 進め! 炎の中を 駆け抜けろ 振り向くな このまま 突き抜けていく 進め————! 進め————! 灰の上を————!
凍えた世界で 俺は ずっとひとりだった 触れれば消える あなたという熱を 人で溢れた街が こんなにも寒くて 本当の温度を 忘れかけてた 誰もが繋がって 誰より独りで この胸の炎だけが 嘘をつかない 凍てく世界で 朝が来ても 消えないで この熱だけは ひとりにしないで この夜の隅で あなたを抱いて 一つになる この世界で———— 言葉も明日も いらないと思った わかり合えないまま 街は流れて 震える指先で あなたをなぞって 独りに戻る前に もっと深く 凍てく世界で 朝が来ても 消えないで この熱だけは ひとりにしないで この夜の隅で あなたを抱いて 一つになる この世界で———— いつか あなたも消えるのなら 今 この一秒を 永遠にして 泣いてもいい 叫んでもいい あなたがいない 世界はいらない 凍てく世界で 夜が明けても 離さないで この熱だけは 誰もいない この世界で あなただけを 抱きしめてる Forever 独りに————しないで———— 消えないで————
通知を切った 夜が静かだ 誰の言葉も もう追いかけない 読まないことを 選んだだけで 息が少しだけ 楽になった 画面を伏せて 天井を見てる 繋がらない自由を 噛みしめてる 未読のまま 眠らせていく 世界中の声を 閉じたこの部屋で 返さない強さを 覚えたけど 本当は ひとり 怖いだけ 既読をつけずに 通り過ぎる 期待されるのに もう疲れたんだ 誰かになろうと 飾った言葉 全部ミュートに したくなった それでも ひとつ 名前があって その通知だけは まだ消せずにいる 未読のまま 眠らせていく 世界中の声を 閉じたこの部屋で 返さない強さを 覚えたけど 本当は 君の 声が聴きたい
汚れた手のひら 隠しもしない 聖人ぶるのは とうに飽きたんだ 罪の重さなら 背負ってやるさ 嘘をつくより マシだろう 祈りの言葉は 喉で枯れて 代わりに流れる 汗と本音 Sin & sweat 泥にまみれて 綺麗な嘘より 汚い真実を 許されなくていい このままでいい 生きるってのは こういうことだ 天使の羽なら 自分で折った 重力の中で 息がしたくて 傷も後悔も 全部抱えて それでも前に 進むだけ 神様 俺を 裁くなら裁け それでも俺は 俺をやめない Sin & sweat 泥にまみれて 綺麗な嘘より 汚い真実を 許されなくていい このままでいい 生きるってのは こういうことだ Sin & sweat————このまま————!
ネオンが滲む 帰り道の途中 傘もささずに 濡れて歩いてる 正しさばかりが 街に溢れてて 息の仕方を 忘れそうだ すれ違う影が 街に溶けてゆく 誰にも言えない 夜を抱えてる 夜を ひとり 泳いでいく 夜を ひとり 泳いでいく 失くした分だけ 強くなんてなれない 凍えた指に まだ 熱が残るから それでも まだ 夢を見る———— わかったフリして 笑ってばかりだ 本音はいつも 喉の奥に置いて 期待の重さに 慣れてしまって 笑顔の裏で 軋んでる 最後の光さえ 遠ざかっても それでも朝を 待っている 夜を ひとり 泳いでいく 夜を ひとり 泳いでいく 答え合わせは もう やめにするよ 間違いも全部 抱いて眠るから それでも まだ 夢を見る———— 濡れたままでいい 乾かさなくていい 笑われたっていい このまま このまま 朝が来るまで 夜を ひとり 泳いでいく 夜を ひとり 泳いでいく こんな夜の果てでも 確かに息をしてる 消えそうな光を まだ 信じてるから だから まだ 夢を見る———— 夢を見る———— このまま————もう一度————
永遠なんて いらないと言える 今この一瞬が 全部だと知った 燃え尽きること 恐れはしない これが終わりなのか 始まりなのか 胸の奥の光 抱きしめて 声の限り 叫ぶんだ Bloom and burn 咲いて 燃えて Bloom and burn 灰になるまで 誰かのためじゃない 俺のための炎 今を 生きて 燃え上がれ 過去の亡霊に 火をつけて 明日の闇さえ 抱いて燃える 完璧じゃなくて 構わないんだ この傷のまま 燃えていく 散る花が 一番 美しいと 怖くはない このまま 咲き切る Bloom and burn 咲いて 燃えて Bloom and burn 灰になるまで 明日が消えても 後悔はしない この命 燃え上がれ Bloom and burn————! Bloom and burn————! 咲いて————燃えて————!

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咲いた花が、地上を歩き出す。── 祈り(縦)から、鼓動(横)へ。


祈り(縦)を脱ぎ、鼓動(横)を生きる。
咲いた花が地上へ堕ち、灰の上を歩き出す物語。

完璧な高みで、俺は飾られていた。
手すりを越え、眩しい地上へ堕ちる。
傷つきながら、生きるために。

焼け跡の街を、不敵に闊歩する。
振り返らない。失うものは、もうない。
灰の上を、ただ進む。

人混みほど、寒い。
欲と熱に触れ、罪と汗にまみれて、
それでも生きていると知る。

濡れた夜を、ひとり泳ぐ。
天を仰がず、地上で祈る。
消えそうな光を、まだ信じて。

散る花が、一番美しい。
咲いて、燃えて、灰になるまで。
これは終わりか、始まりか。

灰になっても、また咲く。
物語は、3rd「FULL BLOOM」へ。

地上を歩く、五つの灰。
― 本作の姿 ―

灰になった声で、堕ちて、また咲く。

声が灰なら、俺が緋になる。

灰を統べ、祈りを鼓動へ。

煤の街の、変わらぬ重心。

一番大きな声で、灰を蹴る。

Story & Lyrics / haine
